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所長のコラム

名経営者の引き際

1店舗当たりの平均日販66万4千円(2014年現在)と、他のコンビニより12万円以上も引き離して断トツの売上を誇るセブンイレブングループのトップが退きました
もう一波乱、二波乱あるのかと期待した外野も多かったと思えるのですが、鈴木敏文氏は、静かに去ることになりました。
83歳という年齢を聞くと納得もできるのですが、現場で日本を牽引する名経営者の幕引きとしてはさびしさを禁じ得ません。

 

1974年5月15日東京都豊洲にコンビニエンスストア1号店を導入し、おにぎりの販売、きめの細かいポスシステムの開発、アウトソーシングの徹底活用、トップが直接社員に語りかけるFC会議の隔週開催、セブン銀行設立によるATM設置、セブンプレミアムの開発等々日進月歩で自ら作り上げられた手腕に異議を唱える人はいないと思います。
91年にはコンビニエンスストアの本家米国セブンイレブンのサウスランド社の経営も引き受け、更に高い目標に向け邁進してこられた経営者です。
この間親会社のヨーカ堂グループのCEOも兼ねながら流通業界をけん引してこられました。

 

私は、2014年秋に発売されていた日経ビジネス人文庫「挑戦 我がロマン」を買って改めて読んでみました。
日本経済新聞の「私の履歴書」(2008年12月号)に書かれたことに加筆して出された本で、知っていたこと、知らなかったことがありましたが、ご本人もこの引退劇を予測もしない時期に記された本という事で、非常に興味がもてました。
同時にこの本を読み鈴木氏を知ると、自分が育て、指名し、最高の業績を上げている現社長を、なぜ解任しようとしたのか解ったような気がしました。
現社長には新しいこと、革新的な提案力がないという事を理由にされていましたが、自身がたゆまず挑戦し続けてこられた方だからこその妥協のない次元の違う危機感を持ったからなのでしょう
巷間いわれている自身の身内を・・・というような事ではないと信じています。

この本には随所に「みんながいいという事は単純競争に陥り、たいてい失敗し、みんなに反対されることはなぜか成功する。」「私は常に顧客の立場で考え、判断してきた」という氏の強烈な経営哲学が度々記されています。
人が反対しても自身が良いと信じたことは必ず実行し、結果を残してこられた氏にとって妥協という言葉はないのでしょう。厳しい生き方です。

これから国内の経済情勢はますます厳しい状況となるでしょうが、少しでもまねることができたらなと思うのですが。

 

土田会計事務所

所長 土田義二

2016年6月24日

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